再生医療PRPで
もう一度動ける喜びと
痛みのない日常を
Rediscover life without pain.
JR横浜線
十日市場駅より
徒歩1分
PRP THERAPYPRP療法について
血液の中には「血小板」とよばれる血液を固まらせる細胞があります。怪我をした時の傷の修復にはこの血小板が重要な役割を果たします。なぜなら、血小板には炎症を抑えたり、組織を修復したりする成長因子とよばれるタンパク質が多く含まれているからです。
PRPとは「Platelet Rich
Plasma」の略語で、日本語で「多血小板血漿(けっしょう)」といいます。患者さんから採取した血液を、高速回転で分離する装置にかけることで、血小板を多く含む血漿を作ることができます。
このPRPを患部に注射することにより、痛みの緩和や早期治癒の効果が期待されます。
PRP療法は変形性関節症に幅広く行われており、近年、慢性腰痛に効果があるという報告がされています。
当院での適応となる疾患
- 3ヶ月以上継続する腰痛(慢性腰痛症や神経痛)
- 変形性膝関節症・変形性股関節症・膝半月板損傷・肩腱板損傷など関節内の疾患
※抗凝固薬を使用中の方、血小板減少症等出血性素因のある方、慢性腎不全・肝硬変・重篤な感染を有している方等は治療を受けていただくことができません。
PRP療法の
メリット・デメリット
メリット

リスクの少ない治療法
自己の血液成分を体内に戻す方法であるため、重い副作用は認められていません。

慢性的な痛みにも効果的
細胞分裂を活発にする物質が、痛みの根本改善を図ります。

治療は注射のみ
手術や入院が必要ないため、日帰りで治療を受けていただけます。
デメリット

治療が保険適用外
自由診療での提供となるので、費用は10割負担となります。

効果に個人差がある
関節の状態によっては安定した効果が出にくいことがあります。

痛みを伴う場合がある
治療後に膝の痛みや腫れ、熱感などを数日伴うこともあります。
TREATMENT FLOW治療の流れ
ご予約
まずは当院へお電話(045-983-1154)またはWEB外来予約からご予約をお取りください。
PRP治療は専門的な評価と準備が必要なため、完全予約制での対応となっております。ご不明な点がございましたら、事前にお気軽にご相談ください。

レントゲン検査、MRI検査
初診時には、症状の原因や状態を正確に把握するため、レントゲンやMRIなどの画像検査を行います。これにより、痛みの部位や組織の損傷の程度を詳しく評価し、PRP治療が適応かどうかを専門医が判断します。必要に応じて、神経の圧迫や変性の状態も確認します。

〈治療当日〉採血
治療当日、まずは患者様ご自身の血液を約15ml採取します。この血液を用いてPRP(多血小板血漿)を作製するため、自己血を使用する安心・安全な治療法です。採血は一般的な血液検査と同様に、短時間で終了します。

〈治療当日〉遠心分離
採取した血液はすぐに専用の遠心分離機にかけられ、血小板が多く含まれるPRPが抽出されます。この工程にはおよそ10分程度を要し、当院では専用シリンジを用いて衛生的に処理を行います。遠心分離により、組織の修復や炎症の抑制に有効とされる成分が高濃度に凝縮されます。

〈治療当日〉注射
完成したPRPを、痛みの原因となっている部位に直接注射します。特に慢性腰痛の治療では、患部を正確に特定し、透視装置(X線透視)を使用して、安全かつ的確に注射を行います。注射そのものは数分で終了し、術後はベッドで約10分間安静にしていただきます。体調に問題がなければ、そのままご帰宅いただけます。

費用について
PRP療法は保険診療として治療ができず、自由診療となります。腰痛治療は原則1回行います。
ひざ関節内の治療は原則的に約4週間の間隔をあけて3回行いますが、病状、部位などにより変更します。
部位 | 費用 | |
---|---|---|
関節 (肩・股・ひざ) |
片側 | 55,000円 |
左右両側 | 99,000円 | |
脊椎 | 1部位 | 110,000円 |
神経根ブロック | 275,000円 |
研究へのご協力について

研究にあたっては、患者様の同意をいただいたうえで、個人が特定されないよう十分に配慮し、学会での発表や論文報告などに使用させていただくことがあります。皆様のご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。